マウスコンピューター、ドスパラのGALLERIA(ガレリア)、パソコン工房、フロンティア、ツクモなど、BTOパソコンは「価格が手頃で性能が高い」ことから、ゲーミング用途やクリエイター用途、テレワーク用途まで幅広く選ばれています。しかし、いざ故障したときに「メーカー製パソコンと同じように修理できるの?」「保証が切れた後はどこに相談すればいい?」「パーツを交換したら保証はどうなる?」と悩む方は非常に多いのが実情です。BTOパソコンは構成が一台ごとに異なるため、故障診断や修理の考え方にも独特のポイントがあります。この記事では、パソコン修理専門店「修理のキクチ」が、BTOパソコンの故障症状別の原因と対処法、修理費用の相場、メーカー保証との付き合い方、修理と買い替えの判断基準まで、2026年最新情報で徹底解説します。マウスコンピューターやGALLERIAをお使いの方はもちろん、これからBTOパソコンの購入を検討している方もぜひ参考にしてください。

BTOパソコンを診断する修理スタッフ

BTOパソコンとは?メーカー製パソコンとの違い

BTOとは「Build To Order(受注生産)」の略で、注文時にCPU・メモリ・ストレージ・グラフィックボードなどの構成を選んで組み立ててもらうパソコンのことです。マウスコンピューター、ドスパラ(GALLERIA・THIRDWAVE)、パソコン工房(LEVEL∞・STYLE∞)、フロンティア、ツクモ(G-GEAR)、サイコム、ストームなどが代表的なBTOブランドとして知られています。

NECや富士通、Dynabookといった国内メーカー製パソコンとの最大の違いは、汎用パーツで構成されているという点です。メーカー製ノートパソコンは専用設計の基板や一体型パーツが多いのに対し、BTOデスクトップは市販のマザーボード・電源ユニット・グラフィックボードを組み合わせて作られています。この特徴は修理の観点では大きなメリットで、故障したパーツだけを交換して直せるケースが多く、修理の自由度が高いのです。

一方で注意点もあります。BTOパソコンは一台ごとに構成が異なるため、「この機種ならこの故障」というパターン化がしにくく、正確な診断が重要になります。また、BTOノートパソコンの場合は台湾のODMメーカー(Clevo、TongFangなど)の共通筐体が使われていることが多く、専用パーツの入手性がメーカー製とは異なる事情もあります。修理に出す際は、購入時の構成表(納品書やマイページの注文履歴)を用意しておくと診断がスムーズです。

マウスコンピューターのパソコン修理|特徴とよくある故障

マウスコンピューター(mouse、G-Tune、DAIV、mouse proなど)は、長野県飯山市の国内工場で生産される人気BTOブランドです。テレビCMでも知名度が高く、初めてのBTOパソコンとして選ぶ方も多いでしょう。

マウスコンピューターのパソコンでよくご相談いただく故障は、電源が入らない・起動しない(電源ユニットやマザーボードの不具合)、ゲーム中に突然落ちる(グラフィックボードの故障や電源容量の問題、熱暴走)、ノートパソコンの画面割れ・ヒンジ破損(G-TuneノートやDAIVノート)、バッテリーが充電できない・膨張したといった症状です。

メーカー保証は標準で1年(購入時に3年保証などへの延長が可能)で、保証期間内であればまずメーカーサポートへの相談がおすすめです。ただし、保証が切れている場合や、メーカー修理の見積もりが高額だった場合、納期が長くて待てない場合は、修理専門店での修理が有力な選択肢になります。特にデスクトップの電源ユニット交換やグラフィックボード交換、SSD換装などは、専門店なら汎用パーツで柔軟に対応できるため、費用を抑えられるケースが多くあります。

ドスパラ GALLERIA(ガレリア)の修理|ゲーミングPC特有のトラブル

ドスパラのGALLERIAは、国内ゲーミングPCの定番ブランドです。RTX 50シリーズなど高性能グラフィックボードを搭載したモデルが多く、その分、発熱と消費電力に起因するトラブルが目立ちます。

GALLERIAでよくある故障は、ゲーム中のフリーズ・強制終了・ブルースクリーン画面にノイズ(アーティファクト)が出る電源ボタンを押しても一瞬ファンが回って止まる異音(ファンの軸ずれ・ベアリング劣化)などです。原因としてはグラフィックボードの故障、電源ユニットの経年劣化、CPUクーラーのホコリ詰まりやグリス乾燥による熱暴走が代表的です。

ゲーミングPCは一般的なパソコンよりも高負荷で長時間使われるため、電源ユニットと冷却系の劣化が早い傾向があります。購入から3〜4年経過したGALLERIAで不安定な症状が出た場合、電源ユニットの劣化を疑ってみる価値があります。また、重量級グラフィックボードの「たわみ」によるPCIeスロット接触不良や、輸送時の脱落も意外と多いトラブルです。引っ越しや郵送後に映らなくなった場合は、グラフィックボードの挿し直しで直るケースもあります。

パソコン工房・フロンティア・ツクモ・サイコムなど他BTOブランドの修理

パソコン工房(LEVEL∞)、フロンティア(FRGAGシリーズなど)、ツクモ(G-GEAR)、サイコム、ストーム、アークなどのBTOパソコンも、基本的な修理の考え方は同じです。いずれも汎用パーツ構成のため、故障パーツの特定→該当パーツの交換という流れで修理が可能です。

ブランドごとの注意点としては、保証条件の違いがあります。例えばセール品は保証期間が短い場合がありますし、ブランドによっては「開封シール」を破るとパーツ増設だけで保証対象外になる規約もあります(近年は緩和傾向にあり、メモリ増設程度は認めるブランドも増えています)。購入時の保証規約を確認したうえで、保証期間内はメーカー、保証切れ後は修理専門店と使い分けるのが賢い方法です。

また、すでに販売終了した旧モデルや、メーカーサポートが終了した古いBTOパソコンでも、汎用パーツで構成されている強みを活かして修理できることが多いのがBTOの良さです。「メーカーに断られたから」と諦める前に、修理専門店にご相談ください。

症状別|BTOパソコンの故障原因と対処法

ここからは、BTOパソコンでよくある症状別に、考えられる原因と自分でできる対処法を解説します。

電源が入らない・起動しない

電源ボタンを押しても反応がない場合、まず電源ケーブルの挿し直し、電源タップではなく壁のコンセントへの直挿し、電源ユニット背面の主電源スイッチ(○/−)の確認を行ってください。それでも反応がなければ、電源ユニットの故障、マザーボードの故障、通電系パーツのトラブルが考えられます。ファンが一瞬回って止まる場合はショート保護が働いている可能性があり、内部パーツの故障やホコリによる短絡が疑われます。

画面が映らない・ノイズが出る

電源は入るのに画面が真っ暗な場合は、モニターケーブルの接続先を確認してください。グラフィックボード搭載機でマザーボード側の映像端子に挿していると映りません。ケーブルとモニターに問題がなければ、グラフィックボードの故障・接触不良、メモリの接触不良、マザーボード故障の可能性があります。画面に格子状のノイズや色の乱れが出る場合はグラフィックボードの故障が濃厚です。

ブルースクリーン・フリーズが頻発する

Windows 11で頻繁にブルースクリーンが出る場合、メモリの不良、ストレージの劣化、ドライバーの不具合、熱暴走などが考えられます。エラーコード(MEMORY_MANAGEMENTなど)をメモしておくと診断の手がかりになります。まずはWindows Updateとグラフィックドライバーの更新、メモリ診断ツールの実行を試してみてください。

動作が重い・カリカリ音がする

HDD搭載モデルで動作が極端に重い場合、HDDの劣化が進んでいる可能性があります。異音(カリカリ・カチカチ)が出ている場合は故障の前兆であることが多く、すぐにデータのバックアップを取ってください。SSDへの換装で劇的に速くなるうえ、故障リスクも下げられます。

ファンがうるさい・本体が熱い

購入から数年経ったBTOパソコンは、内部にホコリが蓄積し、CPUグリスも乾燥しています。ファンが常に全力で回る、ゲーム中に性能が落ちる(サーマルスロットリング)、突然電源が落ちるといった症状は熱暴走のサインです。分解クリーニングとグリス塗り直しで改善するケースが大半です。

画面が映らないBTOパソコンに困る女性

BTOパソコンの修理費用相場【2026年版】

修理専門店にBTOパソコンの修理を依頼した場合の費用相場は、おおよそ以下のとおりです(パーツ代+作業代の目安。構成や症状により変動します)。

電源ユニット交換:15,000円〜30,000円前後。容量やグレード(80PLUS認証)により変動します。ゲーミングPCは大容量電源が必要なためやや高めです。グラフィックボード交換:30,000円〜120,000円前後。搭載GPUのクラスによって大きく変わります。ミドルクラスへの交換なら費用を抑えられます。メモリ交換・増設:8,000円〜25,000円前後。SSD換装・増設:12,000円〜30,000円前後(容量による)。OSやデータの引っ越し(クローン)込みでの依頼が人気です。マザーボード交換:25,000円〜50,000円前後。CPU世代によっては互換品の入手性が価格に影響します。CPUファン・ケースファン交換:8,000円〜18,000円前後。分解クリーニング+グリス塗り直し:8,000円〜15,000円前後。ノートBTOの画面交換:20,000円〜45,000円前後。ノートBTOのバッテリー交換:12,000円〜25,000円前後です。

メーカー修理では「一律料金」や「基板一式交換」で高額になりがちな症状でも、修理専門店ならパーツ単位で原因を特定して必要な部分だけ交換できるため、結果的に安く済むことが多いのがBTOパソコンの特徴です。まずは見積もりを取って比較することをおすすめします。

保証はどうなる?BTOパソコンの保証の注意点

BTOパソコンの保証で特に多い質問が「自分でパーツを交換したら保証が切れるのか」というものです。答えはブランドと規約によって異なりますが、一般的には保証期間内の分解・パーツ交換は保証対象外になるリスクがあると考えておくべきです。ケースの開封シールが貼られているモデルでは、シールを破った時点で保証が無効になる場合があります。

保証期間内の故障は、まずメーカーサポートに連絡するのが原則です。一方、以下のようなケースでは修理専門店の出番になります。保証期間が過ぎている自然故障ではなく落下・水濡れなど保証対象外の故障メーカー見積もりが高額で納得できないメーカー修理の納期(2〜3週間以上)を待てないデータを消さずに修理したいといった場合です。特にメーカー修理は「ストレージ初期化」が前提になることが多いため、データを残したい方は注意が必要です。修理のキクチでは、可能な限りデータを保持したままの修理を心がけています。

自分でパーツ交換するのはアリ?DIY修理のメリットとリスク

BTOパソコンは汎用パーツ構成のため、自分でパーツ交換に挑戦しやすいのは事実です。メモリ増設やSSD増設は比較的難易度が低く、費用も抑えられます。

ただしリスクも理解しておきましょう。第一に診断ミスです。「グラフィックボードが原因だと思って買い替えたら、実は電源ユニットが原因だった」というケースは非常に多く、高価なパーツを無駄にしてしまいます。第二に静電気や取り付けミスによる二次破損。CPU周りやマザーボードの作業は特に注意が必要です。第三に相性・互換性の問題。電源容量の不足、ケースサイズとグラフィックボード長の不一致、マザーボードの対応規格違いなど、確認すべき点が多くあります。

「原因がはっきりしている簡単な作業は自分で、診断が必要な故障や重要データが入ったパソコンはプロに」という使い分けが失敗しないコツです。診断だけ専門店に依頼するという方法もあります。

修理と買い替え、どっちがお得?判断基準を解説

BTOパソコンが故障したとき、修理すべきか買い替えるべきか迷ったら、以下の基準で考えてみてください。

修理がおすすめのケース:購入から5年以内で性能に不満がない、故障箇所が電源・ファン・ストレージなど交換しやすいパーツ、大切なデータが入っている、同等性能の新品を買うと高くつく場合。特にグラフィックボード以外の故障であれば、修理費用は新品購入よりも大幅に安く済むことがほとんどです。

買い替えを検討すべきケース:購入から7年以上経過し性能面でも不満がある、マザーボードとCPUなど複数パーツが同時に故障している、修理見積もりが同等新品価格の半分を超える場合。ただし買い替えの場合でも、故障したパソコンからのデータ取り出しは必要になることが多いため、自己判断で処分する前にご相談ください。ストレージが生きていれば、起動しないパソコンからでもデータを救出できる可能性は十分あります。

大切なデータを守るために|バックアップとデータ復旧

BTOパソコンに限らず、故障時に最も後悔が大きいのはデータの損失です。ゲームのスクリーンショットや配信データ、制作した動画・イラスト、仕事のファイルなど、失って困るデータは日頃からバックアップしておきましょう。おすすめは「外付けSSD/HDDへの定期バックアップ+クラウドストレージ併用」の二段構えです。Windows 11標準の「ファイル履歴」やOneDriveの自動バックアップを設定しておくだけでも安心感が大きく変わります。

すでに故障してしまった場合でも、諦めるのはまだ早いです。電源が入らないパソコンでも、ストレージ自体が無事であればデータを取り出せるケースが多くあります。HDDから異音がしている場合は通電を繰り返すと状態が悪化するため、電源を入れずにそのまま専門店へ相談するのが鉄則です。修理のキクチでは、修理とあわせてデータ救出のご相談も承っています。

BTOパソコンの郵送修理|梱包のポイント

「近くにBTOパソコンを診てくれる修理店がない」という方には郵送修理が便利です。デスクトップパソコンを発送する際は、以下のポイントを押さえてください。

まず、購入時の箱と緩衝材があればそれを使うのがベストです。ない場合は本体よりひと回り大きい段ボールを用意し、底に緩衝材を厚めに敷き、本体を毛布やエアキャップ(プチプチ)で包んで隙間を埋めます。大型グラフィックボード搭載機は輸送中のたわみ・脱落が起きやすいため、可能であればグラフィックボードを取り外して個別に梱包するか、購入時に入っていた補助材で固定してください。外せない場合は、その旨を伝えていただければ受け取り時に点検します。電源ケーブルや周辺機器は基本的に不要ですが、症状の再現に必要な場合はお知らせください。発送前には、症状のメモ(いつから・どんな操作で・どんな表示が出るか)を同梱いただくと診断がスムーズです。

デスクトップパソコンを郵送修理用に梱包するスタッフ

BTOパソコンを長持ちさせる日常メンテナンス

BTOパソコン、特にゲーミングPCは高負荷で使われることが多いため、日頃のメンテナンスが寿命を大きく左右します。まず重要なのがホコリ対策です。床に直置きしているデスクトップは吸気口からホコリを吸い込みやすいため、可能であれば床から少し高い位置に設置し、吸気フィルターを月1回程度掃除しましょう。エアダスターでの内部清掃は3〜6か月に1回が目安です。

次に温度の監視です。フリーソフトでCPU・GPU温度を確認する習慣をつけると、熱暴走の予兆に早く気づけます。ゲーム中にCPUが90度、GPUが85度を超える状態が続くようなら、クリーニングやグリス塗り直しのタイミングです。夏場は室温にも注意し、エアコンのない部屋での長時間の高負荷使用は避けてください。

また、電源まわりの環境も見落としがちなポイントです。タコ足配線での電力不足や、落雷時のサージ電流は電源ユニット故障の原因になります。雷サージ対応の電源タップを使う、長期間使わないときは主電源を切るといった習慣が故障予防につながります。ストレージについては、SSDでも突然故障することはあるため、定期バックアップだけは必ず継続してください。こうした基本的なケアだけで、BTOパソコンの実用寿命は大きく延ばせます。

よくある質問(FAQ)

Q1. マウスコンピューターやドスパラで買ったパソコンでも修理してもらえますか?

A. はい、対応可能です。BTOパソコンは汎用パーツで構成されているため、むしろ修理しやすいカテゴリです。購入店やメーカーのサポートが終了した古いモデルでもご相談ください。

Q2. 保証期間内ですが、メーカーではなく修理店に出してもいいですか?

A. 保証期間内であれば、まず無償のメーカー保証を利用するのがおすすめです。ただし落下・水濡れなど保証対象外の故障や、データを消したくない場合、納期を急ぐ場合は修理専門店をご検討ください。第三者が分解するとメーカー保証が無効になる場合がある点はご了承ください。

Q3. どのパーツが壊れているか分からないのですが、診断だけでもお願いできますか?

A. 可能です。症状から原因パーツを特定し、修理内容と見積もりをご提示します。見積もり内容にご納得いただいてから修理に進みますのでご安心ください。修理不可の場合も診断料は無料で、返送料も無料です。

Q4. ゲーミングPCのグラフィックボードだけ交換・アップグレードしてもらうことはできますか?

A. はい、故障による交換だけでなく、性能アップ目的の換装も承っています。電源容量やケースサイズとの相性確認もあわせて行いますので、失敗のない構成をご提案できます。

Q5. デスクトップパソコンの送料はどのくらいかかりますか?

A. 発送時の送料はお客様のご負担となりますが、サイズや地域により異なるため配送業者の料金表をご確認ください。修理完了後の返送料は無料です。修理不可だった場合の返送料も無料ですので、安心してご依頼いただけます。

Q6. データはそのまま残して修理してもらえますか?

A. 電源ユニットやファン、画面などストレージに関わらない修理であれば、基本的にデータはそのままです。ストレージ自体の故障や換装が必要な場合も、可能な限りデータの移行・救出をご提案します。

まとめ|BTOパソコンの修理は「パーツ交換に強い」専門店へ

マウスコンピューター、ドスパラGALLERIA、パソコン工房、フロンティア、ツクモなどのBTOパソコンは、汎用パーツで構成されているぶん、的確な診断とパーツ交換で長く使い続けられるのが魅力です。電源が入らない、画面が映らない、ゲーム中に落ちる、ファンがうるさいといった症状は、原因パーツを特定して交換すれば多くの場合解決できます。保証期間内はメーカーサポートを、保証切れ後や急ぎのとき、データを守りたいときは修理専門店を、と上手に使い分けましょう。

修理のキクチでは、BTOデスクトップ・BTOノートともに、症状の診断からパーツ交換、SSD換装、分解クリーニング、データ救出まで幅広く対応しています。全国どこからでも郵送修理をご利用いただけますので、「メーカーに断られた」「見積もりが高すぎた」という場合も、まずはお気軽にご相談ください。

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