防水スマホでも水没する?IP68の限界と水没修理完全ガイド
「防水スマホだから大丈夫」と思っていたら、水没して画面が映らなくなった…そんな経験はありませんか?実はIP68という最高クラスの防水規格を持つスマートフォンでも、使用状況や経年劣化によって水没故障が起きることは珍しくありません。このガイドでは、防水規格の真実から、もし水没してしまった場合の対処法・修理方法まで徹底的に解説します。
1. IP68とは?防水規格の基礎知識
スマートフォンの防水性能を示す規格として「IPX」という表記をよく目にします。IPとは「Ingress Protection(侵入保護)」の略です。IP68の場合、「6」は最高等級の防塵性能(完全防塵)を意味し、「8」は「水深1メートルを超える継続的な水没に耐える」ことを示します。しかし、メーカーが行う防水テストは「静止した淡水(真水)」の中で行われます。流水・海水・プール・温泉は想定されていません。
2. IP68でも水没する理由・限界を徹底解説

2-1. パッキン・防水テープの経年劣化
スマートフォンの防水性能は、本体の各接合部に使われているパッキン(ゴムシール)や防水テープによって保たれています。一般的に、スマートフォンの防水性能は購入から2〜3年で大幅に低下するとされています。
2-2. 落下・衝撃によるパッキンのずれ・破損
スマートフォンを落としたり、強い衝撃を受けたりすると、内部のパッキンがずれたり破損したりすることがあります。外見上はなんともなく見えても、防水性能は大幅に低下している場合があります。
2-3. 修理・分解後の防水性能低下
非正規修理店でバッテリーや画面交換などの修理を行った場合、防水性能が元に戻らないことがほとんどです。修理後は「防水性能がリセットされている」と意識してください。
2-4. 海水・温泉・プールなどの特殊環境
塩分を含む海水や温泉水、塩素を含むプールの水は、通常の淡水と比べて電気伝導率が高く、金属部品を腐食させやすい性質があります。防水規格のテストは淡水で行われるため、こうした環境では同じ条件でも故障リスクが大幅に上昇します。
3. スマホが水没したときの緊急対処法
ステップ1:すぐに水中から取り出す
水に落としたらとにかく素早く取り出してください。水没時間が長いほど内部への浸水量が増え、ダメージが深刻になります。
ステップ2:電源を切る(最重要)
取り出したらすぐに電源を切ってください。水が内部に入った状態で電源が入っていると、回路がショートして基板や部品が一瞬で焼き切れる可能性があります。絶対にやってはいけないこと:電源を入れる・充電する・ドライヤーで乾かす。
ステップ3:乾燥剤と一緒に密閉袋に入れる
シリカゲルなどの乾燥剤と一緒に密閉できる袋に入れ、直射日光の当たらない場所で24〜48時間放置します。
ステップ4:専門店に持ち込む(できるだけ早く)
自己乾燥させても動作しない場合や、動作はするが内部が心配な場合は、できるだけ早くスマートフォン修理専門店に持ち込んでください。時間が経つほど内部の錆や腐食が進行し、修理が難しくなります。
4. 水没スマホの修理費用相場
- 基板洗浄・乾燥処理:5,000〜10,000円
- 画面交換(水没ダメージ含む):10,000〜25,000円
- バッテリー交換:5,000〜10,000円
- 基板修理:20,000〜50,000円以上(機種・症状による)
- データ救出のみ:10,000〜30,000円
5. 水没を防ぐための予防策

- 防水ケース・スマホポーチの使用:海水浴やプールでは専用の防水ケースに入れる
- 定期的な防水性能のチェック:1〜2年以上使用した端末は防水性能が低下している可能性を意識する
- 水回りでの使用習慣を見直す:「防水だから大丈夫」という油断が事故を招く
まとめ
IP68という最高クラスの防水規格を持つスマートフォンでも、使用環境・経年劣化・衝撃などの影響で水没故障は起こります。もし水没してしまった場合は、「すぐに電源を切る」「充電しない」「乾燥させて早めに専門店へ」が鉄則です。修理のキクチでは水没修理の実績が豊富で、全国からの郵送修理にも対応しています。
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